1.低騒音・低振動施工 従来工法で鉄骨ブレースを増設する場合の、既存の躯体(柱、梁)へのアンカーボルトの打設を低減させているため、ほとんど音や振動が発生しません。終日機能している病院や医療福祉施設、ホテル等でも、安心して施工することができます。
2.省スペース施工 本工法で周辺の枠とブレースは、分割した鋼管で拘束した鉄筋を内蔵したモルタル充填部材であり、簡易な設備で高強度モルタルを充填するので、狭い作業スペースでの施工が可能となります。そのため、ブレースの地組とその建て起こしが必要なく、補強工事のための機器・家財の移動や養生を最小限に抑えることができ、建物を使いながらの補強工事が容易となります。つまり、使用中の建物の使い勝手に影響が少ないため、平日の昼間での作業も可能となり、作業時間の制約(従来工法では夜間、あるいは休日のみの作業となる場合があります)も緩和され、コストダウンにもつながります。
3.工期短縮 従来の鉄骨ブレースと同等以下の工期で施工できます。
4.高品質・高信頼 内蔵された鉄筋が部材の一体性を確保し、モルタルを拘束する鋼管をボルトで接合する必要はないため、すっきりとした外観になります。また工場で製作する部材と、機械式鉄筋継手により品質に優れ、信頼性が高い補強を達成します。
- 標準K型ブレースを実用化し、(一財)日本建築総合試験所による性能証明(2009年7月)を取得しました。その後も改定を繰り返し、豊富な形態に対応しました。
- ブレース鉄筋鋼種の追加、無収縮モルタルの標準調合を変更(2011年11月改定)
- 片ブレース型、脚部枠の一部を切断したK型ブレースを追加(2013年4月改定2)
3Q-Braceのバリエーション
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5.地球に優しい工法 鋼管を型枠として使用するため、森林保護や廃棄物削減に貢献します。 |